上野俊樹著作集　全5巻

上野　俊樹　（うえの　としき）

1942年大阪市生まれ。
1968年3月、早稲田大学第一政経学部卒業。1973年3月、大阪市立大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。1973年4月、立命館大学経済学部助教授、1983年4月同教授。1992年10月博士（経済学）（立命館大学）。1999年5月5日死去（享年56）。1999年5月、立命館大学名誉教授。

（１）経済学とイデオロギー

処女作『経済学とイデオロギー』を収録。生涯を通じてのテーマであった科学とイデオロギーの相互作用に関する研究の出発点とその深まりを示す。イデオロギーの構造と機能の科学を問う。

A5判　311ページ　4200円（税込）　2002年刊
ISBN978-4-89259-403-8

（2）経済学の危機を超えて

現実社会とのかかわりを追求した経済史研究の成果・古典案内を網羅する。とくに次代を担う人々に必読の、経済学の危機を乗りこえる経済学案内。

A5判　286ページ　3675円（税込）　2002年刊
ISBN978-489259-399-4

（3）構造主義とマルクス主義　アルチュセールとプーランツァス

構造主義の影響を受けたネオ・マルクス主義との理論的格闘の書『アルチュセールとプーランツァス』を収録する。イデオロギーの構造と機能の科学、国家理論の展開の到達点を示す。

A5判　271ページ　3675円（税込）　2002年刊
ISBN978-4-89253-997-0

（4）社会科学の最前線へ　国家･民族・イデオロギー

経済的関係と文化、政治・法的関係との相互作用を追究した労作を収録する。マルクス主義社会科学における未開拓領域への挑戦。スターリン型社会崩壊後の社会科学への鮮烈な問題提起。

A5判　263ページ　3675円 （税込）　2002年刊
ISBN978-4-89253-404-5

（5）資本の生命力と矛盾　20世紀資本主義をこえて

20世紀資本主義の一般理論，資本の生命力と矛盾の理論など，混迷する経済学を打開する労作を収録。

A5判　248ページ　3675円 （税込）　2001年刊
ISBN978-4-89253-392-5