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リーラーvol.11 欧米的近代を超えて

 
 

欧米的近代の終焉と宗教

正泉寺国際宗教文化研究所/北島義信編

A5判並製 463ページ
定価:本体2000円+税
ISBN978-4-89259-848-7

 

 

非暴力、共生(相生)、自由・平等・平和、調和修復的正義などをキーワードに、日・韓の研究者と宗教家が「欧米的近代」の問題点と克服の方向性を探り、宗教を基軸とした東アジアの平和実現を目指す総合的学術誌。

巻頭言 智愚の毒を滅する ―本願醍醐の妙薬―(山崎龍明)
講 演 近代とは何か ―三重から世界を見ると―(板垣雄三)

特集
欧米的近代を超えて
日本と欧米の「近代」(加藤淳平)
ロバート・ベラー再訪 ―アメリカ社会における個人主義の諸問題(奥田和彦)
ウブントゥと欧米的近代 ―グローバル化時代における分離主義―(松本祥志)
近代を超える試み ―イラン革命再考―(櫻井秀子)
欧米的近代を超える平和的近代への道 ―親鸞の『顕浄土真実教行証文類』「化身土文類」を中心に―(北島義信)

東アジアの平和と近代
東アジア近代性回顧と平和実現の課題 ―近代韓国民衆宗教の「土着的近代化」と解寃相生思想を中心に―(朴光洙)
死、その生命的理解 ―永遠の平和を想像する―(李贊洙
)三・一独立運動を読み直す ―東学−天道教を中心に―(柳生 真
)如山・柳炳徳の『円仏教実学論』(趙晟桓)
東学思想の現代的解釈 ―尹老彬の『新生哲学』と金芝河の「人間の社会的聖化」を中心に―(趙晟桓)

信仰・文化・環境
現代真宗仏教試考 ―真宗は大乗仏教なのか―(尾畑文正)
人生と宗教(北畠知量)禅問答とは何か(佐藤哲雄)
お寺の生き残りへヒントを探る ―法事の減少を防ぐために―(渡辺 淳)
アミナータ(フランシス・インブーガ)
Ha Jin と裏切りの政治学(李有成)
自主的な防災活動を地域コミュニティの再生に生かす ―地域における災害対応力の向上を目指して―(松岡武夫)

「リーラー」とは、「見返りを求めることなく楽しんでなされる神の民衆救済活動」という意味のサンスクリット語で、中国語では「遊」と訳されている。この語は、親鸞の『正信偈』の「遊煩悩林現神通」にもみることができる。