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「はじめに」で読み解く再生人権論史

 
 
「はじめに」で読み解く再生人権論史

佐々木允臣 著

四六判 149ページ
定価:2000円+税
ISBN978-4-89259-825-8

 

ソ連・東欧の社会主義圏が崩壊した1980年代から、グローバリズムの負の側面である格差拡大と貧困の蔓延、自国ファースト、移民排除が進む2010年代まで、人権論の視点から年表風に概観した現代社会思想史。

はじめに
1.人権と時代の諸相(1983年)
2.旧社会主義圏における人権論(1983年)
3.人権は巡る(1984年)
4.対立する諸側面(1986年)
5.フランスにおける人権論の再生(1986年)
 *フランス再生人権論の背景となる事件
6.1989年の前夜――欧米(1988年)
 *アメリカにおける人権の歴史
7.1989年の前夜――日本(1988年)
8.昭和天皇の崩御と1989年(1989年)
9.社会主義圏での動乱(1)(1990年)
 *ソ連崩壊、朝日新聞の「社説」
10.社会主義圏での動乱(2)(1991年)
11.人権への批判的論調の胎動(1992年)
12.人権論の民主主義的構成――自律的社会主義に向けて(1992年)
13.人権の主体である人間像について(1993年)
14.ポスト・モダン思想と法律学(1994年)
15.冷戦終結後、新たな社会理論の諸潮流(1996年)
 *「市民社会論」の再生
16.ラディカルな人権論の社会変革への潜在力(1996年)
17.衝突する「人間」と「市民」・「国民」・「階級」等(1997年)
18.人権の再読(1998年)
19.権利論の射程距離――フーコーとルフォール(1998年)
 *国旗・国歌の法制化に関する筆者の感想
20.人権論とポスト・モダン(1999年)
21.20世紀末の民主主義論(1999年)
22.かつての盟友との別離――「未規定性」をめぐって(2001年)
23.再度、人権とポスト・モダン(2002年)
24.人権の過剰への批判(2002年)
25.日本における人権意識の特徴(2006年)
 *人権に関するアメリカの弁護士の投書
26.「歴史の終焉」と「小さな物語」(2007年)
27.人権と国家のパラドキシカルな関係(2009年)
 *社会契約論と立憲主義との相違
28.自律のプロジェと人権(2009年)
29.「フランス風リベラリズム」への批判(2011年)
30.人権の分岐点(2012年)
 *新しい社会主義への模索
31.いかなる人権論か(2013年)
 *「日本社会の総劣化」という苦言
32.人権の十字路(2016年)
 *格差社会における生活への満足感
あとがき