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図書出版 文理閣
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企業倫理研究序論 経営学的アプローチと倫理学的考察

 
 

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山下裕介 著

A5判並製 133ページ
定価:本体1800円+税
ISBN978-4-89259-807-4

 

今日、企業犯罪や企業不祥事は後を絶たず、企業が果たすべき責任、守るべき倫理とは何であるのかが問われ続けている。本書では、経営学および倫理学の双方から、企業倫理の研究と実践に関わる重要な論点について考える。

第1章 企業の社会的責任と企業倫理
 第1節 企業の「責任」と「倫理」について
 第2節 アメリカにおける「企業の社会的責任」論の展開
  第1項 1950年代1960年代の「企業の社会的責任」論
  第2項 「企業と社会」=「経営における社会的課題事項」
  第3項 1970年代初頭の「企業の社会的責任」論
  第4項 「企業の社会的即応性」の概念の登場
 第3節 「応用倫理学」の一分野としての「企業倫理学」
 第4節 「企業倫理」論の発展
  第1項 「連邦量刑ガイドライン」の生成
  第2項 企業倫理の内部制度化を巡る議論
  第3項 企業倫理に対する経営者の動機
  第4項 コンプライアンス型とバリューシェアリング型のアプローチ
  第5項 複合型アプローチの論理
  第6項 複合型アプローチの諸形態
 第5節 立法精神の遵守
 第6節 「企業倫理学」と「企業倫理」論との相互補完性
 
第2章 「現代CSR」論
 第1節 「現代CSR」の論理
 第2節 「現代CSR」の制度化
 第3節 「現代CSR」を巡る議論
 第4節 「現代CSR」論における「企業倫理学」の位置
 第5節 企業の社会的責任企業倫理に関する議論の今後の展望

第3章 批判哲学的企業倫理研究
 第1節 現代におけるカント哲学の意義
 第2節 人倫の形而上学―定言的命法と「同時に義務である目的」の概念―
 第3節 批判哲学的企業倫理研究による諸説
  第1項 定言的命法の組織的人格への適用の理論
  第2項 組織的人格の倫理的責任の源泉
  第3項 資本の論理と経営意思の自由との二律背反の問題
  第4項 企業倫理に関するカントの道徳哲学的教理
 参考文献