ホームへ既刊案内へ近刊案内へ著者集・シリーズへ自費出版ガイドへ本のご注文へお問い合せへ  
 
美富子の部屋へ
 

図書出版 文理閣
   周辺地図のページへ

〒600-8146
京都市下京区七条河原町西南角
TEL.075-351-7553
FAX.075-351-7560
http ://www.bunrikaku.com

 

外国から来た子どもの学びを支える 立命館大学人文学企画叢書06

 
 

メディア表現と伝達効果

清田淳子 編

A5判並製 242ページ
定価:本体2800円+税
ISBN978-4-89259-785-5

 

【サブタイトル】 公立中学校における母語を活用した学習支援の可能性
日本語に習熟していない外国から来た子どもたちの学びを、誰が、どこで、どのように支えるのか。彼らのつぶやきに耳を傾けながら、母語、特に中国語を活用した学習モデルについて、その理念やねらい、授業の進め方を説明する。

第1部 母語を活用した学習支援の全体像
第1章 「教科・母語・日本語相互育成学習モデル」の概要(宇津木奈美子)
 1 「教科・母語・日本語相互育成学習モデル」の背景
 2 「教科・母語・日本語相互育成学習モデル」の理論的基盤
 3 「教科・母語・日本語相互育成学習モデル」の目的
 4 学習支援の流れ
第2章 「教科・母語・日本語相互育成学習モデル」に基づく学習支援の実際(劉雲霞・高梨宏子)
 第1節 「母語による先行学習」の実際
  1 「母語による先行学習」のねらい
  2 教材等
  3 「母語による先行学習」の流れ
  4 「母語による先行学習」の詳細
 第2節 「日本語による先行学習」の実際
  1 「日本語による先行学習」のねらい
  2 教材等
  3 「日本語による先行学習」の流れ
  4 「日本語による先行学習」の詳細
 第3節 「在籍級の授業」の実際
  1 在籍級の授業と「入り込み支援」
  2 対象教科
  3 在籍級授業の流れ
  4 在籍級授業の詳細

第2部 研究論文
1 母語を活用した子どもの学習支援における日本人支援者の役割認識(宇津木奈美子・三輪充子・山口優希子)
 1 はじめに
 2 教科学習支援の概要
 3 研究目的と研究方法
 4 結果と考察
 5 まとめ
2 「教科・母語・日本語相互育成学習モデル」に基づく支援活動における子どもと母語話者支援者の「横の関係」─母語支援場面に着目─(王植)
 1 はじめに
 2 「教科・母語・日本語相互育成学習モデル」に関する先行研究
 3 研究の概要
 4 分析の結果
 5 まとめと今後の課題
3 在籍級への入り込み支援における母語支援者のスキャフォールディング─一斉授業の場合─(清田淳子)
 1 はじめに
 2 先行研究
 3 研究の概要
 4 分析の結果
 5 まとめと今後の課題
4 入り込み支援における母語支援者のスキャフォールディング─グループ活動の場合─(清田淳子)
 1 はじめに
 2 先行研究
 3 研究の概要
 4 分析結果
 5 まとめと今後の課題
5 来日間もない外国人生徒の在籍学級国語科授業参加の試み─「教科・母語・日本語相互育成学習モデル」による実践から─(劉雲霞)
 1 はじめに
 2 「教科・母語・日本語相互育成学習モデル」
 3 先行研究
 4 研究目的と研究課題
 5 研究方法
 6 分析結果と考察
 7 まとめと今後の課題
6 国際教室における担当教員の意識変容─「生徒の母語を用いた授業」に対するPAC分析調査から─(高梨宏子)
 1 はじめに
 2 先行研究
 3 研究目的
 4 対象フィールド
 5 対象者
 6 研究方法とデータ収集
 7 調査の結果
 8 考察と課題
7 言語少数派生徒に対する日本人生徒のスキャフォールディング─小集団で行う教科学習場面において─(清田淳子)
 1 はじめに
 2 先行研究
 3 研究の概要
 4 分析結果
 5 まとめと今後の課題
8 中学校教員と大学支援者が協働支援体制を構築するまで─9年間の協働実践の事例を通して─(三輪充子)
 1 はじめに
 2 調査の概要
 3 中学校教員の葛藤と意識の変化
 4 協働支援体制を構築するために大学支援者が意識した課題と取り組み
 5 協働支援体制を持続させるための現実的な課題
 6 結語

教材資料篇
 支援記録(国際教室の取り出し支援)
 支援記録(在籍級の入り込み支援)
 学習支援で用いたオリジナルのワークシート・教材資料
 記述解答例と、母語支援者からのフィードバック