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図書出版 文理閣
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松花江の流れのように 激動の終戦を中国の東北で生きぬいて

 
 

江湖と高楼

内藤玲子著

四六判並製 256ページ
定価1,575円(税込)
ISBN978-4-89259-698-8

 

戦争を問い続けて半世紀。幼くして逝った弟妹たちへ贈る鎮魂歌。太平洋戦争末期に一家で中国東北部に渡り、父の出征、母と弟妹の死など、終戦後の激動を経て帰国するまでの苦難の道程を少女の眼で描く自伝小説。

序 章
一 玲子の回想
二 大連の港で
三 中国大陸の日本人とは
四 氷の大地と化した松花江
五 佳木斯の街頭で
六 この大地で大病に罹ると
七 淘淘と流れる松花江
八 開拓団とは
九 突然、如月兄さんが
十 佳木斯での一九四五年の正月
十一 怒涛逆巻く流氷の松花江
十二 ホテルのおじさん
十三 おじさんと憲兵
十四 正ちゃんが……
十五 父・興農協同組合との決別
十六 運命の召集
十七 八月九日 歴史の歯車が狂った
十八 無蓋貨車で大草原を
十九 中国人の子供になったということは
二十 綏生が生まれた
二十一 父との再会、そして珪子との
二十二 さようなら 綏化の飛行場
二十三 長春の大地に
二十四 激動の一九四五年が暮れて
二十五 一九四六年の始まりだが
二十六 雪の棺に真紅の一輪の花が
二十七 母の思いを背負って
二十八 歴史の歯車の一員として
二十九 平和日本へ向かって
終 章
あとがきにかえて