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ボクらの村にも戦争があった 学校日誌でみる昭和の戦争時代

日本図書館協会選定図書
 

ボクらの村にも戦争があった

田中 仁 著

A5判 274ページ
2,520円(税込)
2012年8月刊
ISBN978-4-89259-688-9

 

満州事変から敗戦に至るまで、当時の学童・生徒らがいかにして戦争に動員されていったのかを、京都府内の小・中学校に残された学校日誌を丹念に読みながら明らかにした「ボクらの村の戦争記録」。

序 章 青い目の人形
 第一節 可愛イ人形ナリ
 第二節 日本からの答礼人形
 第三節 時代の変遷
 第四節 村 葬
 第五節 青い目の人形の世代
第一章 戦争が始まった
 第一節 「柳樹溝」事件
 第二節 肉弾三勇士
 第三節 犬養首相狙撃事件ニ付(五・一五事件)
 第四節 国家的大事件突発(二・二六事件)
第二章 日中の全面戦争へ
 第一節 盧溝橋の銃声
 第二節 郷土部隊の出征
 第三節 出征兵士歓送日誌
 第四節 南京陥落す
 第五節 泥沼化する戦争
 第六節 教室にまかれた反戦ビラ
第三章 拡大する戦火
 第一節 第二次世界大戦と三国同盟
 第二節 太平洋戦争の勃発
 第三節 偽りの戦果
 第四節 戦局の悪化
 第五節 敵機来襲(日本本土空襲)
 第六節 硫黄島攻防戦、そして沖縄へ
第四章 戦時体制と学校
 第一節 聖旨奉戴による教育報国
 第二節 国体観念の明徴
 第三節 国民精神総動員運動の展開
 第四節 虚構の「紀元二千六百年」祭
 第五節 学校の兵営化(国民学校の成立)
 第六節 親切に仲よく(学童集団疎開)
第五章 学校と増産・供出・勤労動員
 第一節 日中戦争期の労力奉仕と増産運動
 第二節 太平洋戦争期の増産運動
 第三節 貯蓄・金属供出・軍用機献納
 第四節 学徒勤労動員
第六章 学校と満蒙開拓青少年義勇軍
 第一節 満州開拓移民と満蒙開拓青少年義勇軍
 第二節 教師の拓殖講習
 第三節 学童拓殖訓練から義勇軍へ
 第四節 水上勉と満蒙開拓青少年義勇軍
 第五節 山口二郎氏の義勇軍体験
第七章 敗戦
 第一節 敵遂に沖縄本島に上陸す
 第二節 本土決戦場化セシニツキ
 第三節 帝国ポツダム宣言受諾ス
終 章 戦後の民主化
 第一節 軍国主義からの脱却
 第二節 新憲法と新しい教育理念
 第三節 戦後の教職員組合運動の始まり
 第四節 東京裁判と「日本人の反省」
あとがき