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河音能平著作集5 中世文書論と史料論

 
 

封建制理論の諸問題

河音能平 著

A5判上製 317ページ
5,250円(税込)
2011年4月刊
ISBN978-4-89259-635-3

 

創造的マルクス主義史学・思想史の開拓者、河音能平の著作集全5巻。

解説 高橋一樹(国立歴史民俗博物館)
特論 河音能平の時代とその歴史学 大山喬平(京都大学名誉教授)

歴史科学運動と史料学の課題
日本中世の捕任状=下文における宛所と受給者
日本前期中世(11世紀〜16世紀)における文書の機能と伝来の諸形態
日本中世前期の官司・権門寺社における文書群の保管と廃棄の原則について
日本中世前期官司・権門における文書群の保管と廃棄の原則について
筑後田代文書として伝来した和泉上村文書について
和泉河野家文書中の平安末期の文書について
近江番場蓮華寺過去帳校訂
『鎌倉遺文』脱漏史料紹介
中世文書廃棄・再利用の東と西 −紙と羊皮紙−
歴史科学運動としての国際学術交流の一つの試み −D・D・R、W・マルコフ氏との往復書簡−
一九八〇年夏・日独歴史学学術交流の準備過程について−比較封建制研究会の一国際交流活動の中間報告−
日独歴史学学術交流計画のその後の経過について
フンボルト大学日本学科訪問記
解説・経過報告 世界史における中世国家の諸形態 −B・デップァー教授の講演とシンポジウム−
円卓会議 マルコ・ポーロ時代の手稿史料 1259〜1300年
ボン日本中世史研究会議寸感
中世日本における軍忠状文書様式の成立 −マドリード・ボンでの報告−
ヨーロッパの日本中世史研究者が異口同音に語ったこと−ハンブルグ大学客員教授としての活動の中で得たもの、考えたこと−
中世文書のアドレス(名宛人)とその真の受け取り人−極東と西欧−
日本古文書学のテクニカルタームの欧語訳語について
第一級の中世民衆史史料の東と西
ドイツ民主共和国史の一史料

河音能平年譜
業績一覧



 


   
   

河音能平(かわね よしやす)
1933年3月25日、神戸市に生まれる。
1957年、京都大学文学部卒業。
1962年3月、京都大学大学院文学研究科博士課程単位修得退学、4月同大学文学部研修員、64年12月同大学助手。
1968年、八代学院(現神戸国際経済大学)助教授。
1971年、大阪市立大学文学部助教授、80年同大学教授、96年定年、名誉教授。大阪歴史科学協議会代表委員、歴史科学協議会代表委員、ハンブルク大学客員教授等歴任。
2003年11月22日、永眠(享年70歳)。