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図書出版 文理閣
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食の視点 日本人の食生活を考える

 
 
健康科学入門
 

朝食をとらない人々の増加や子どもだけの「孤食」問題、生活習慣病の原因となる「メタボリックシンドローム」、摂食障害による痩せすぎなど、「食」による健康問題に、多角的にわかりやすくアプローチ。

【もくじ】
第1章 人間の食生活にはどんな特徴があるか
1 食生活に影響する要因
2 雑食性
3 火の使用と道具の発明
4 寿命;頭で食べる
5 食事を文化とする
6 食生活と健康
第2章 日本人はどんな食生活をしてきたか
1 縄文時代;定住と栽培の芽生え
2 弥生〜古墳時代;コメがヤマト政権を作った
3 飛鳥〜奈良時代;肉食禁止令出る
4 平安時代;貴族に脚気、糖尿病も
5 鎌倉〜室町時代;1日3食はこの頃から
6 江戸時代;飲食の店が現れる
7 明治〜昭和時代;西洋料理が入ってくる
第3章 栄養素の代謝から食生活を考える
1 栄養素は体内で変化する
2 糖やタンパク質も脂肪として蓄積する
3 なぜ食べるのか;生体成分は分解・合成を繰り返している
4 偏った食事はなぜいけないか
5 1日3食には意味がある
第4章 加齢と共に食生活も変わる
1 胎児期(妊娠期);生活習慣病は胎児期に発症する?
2 乳幼児期;食習慣が作られる
3 学童期;成人病が児童に増えている
4 成長期/思春期;若い女性にやせ過ぎが多い
5 成人期;脂肪が死亡を招く
6 老齢期;食べて健康寿命を延ばす
第5章 現代の食生活を巡って
1 脂肪と肥満
2 脂肪細胞
3 内分泌器官としての脂肪細胞
4 メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)
5 生活習慣病と遺伝子
第6章 食の安全を多面的にとらえる
1 ヒトの食べ物は他の生物;循環と食物連鎖
2 食環境の変化
3 食と農の国際化;外国に依存する食料
4 遺伝子組み換え作物
5 食品表示と食品行政;身近な食品情報
6 食育
7 食品添加物と残留農薬
8 保健機能食品;トクホと栄養機能食品
9 「自然の物は安全」は間違い
10 100%安全な食品はない
参考文献
参考資料
1.健康日本21
2.食生活指針
3.食育基本法(前文)
4.食事バランスガイド
5.食に関する指導の内容
用語解説


今井 勝行(いまい かつゆき)
1937年、富山県に生まれる。元三重短期大学教授、理学博士。富山大学薬学部卒業後、大阪大学大学院理学研究科修了、徳島大学医学部助手、島根医科大学助教授、三重短期大学教授を経て現在に至る。専攻は生化学、栄養学

磯部 由香(いそべゆか)
1964年、大阪府に生まれる。三重大学教育学部准教授、学術博士。奈良女子大学大学院家政学研究科修了後、奈良佐保女学院短期大学助手、奈良女子大学生活環境学部助手を経て現在に至る。専攻は食教育学、食品学

 

今井勝行・磯部由香著

A5判 146ページ 1,575円(税込)
2009年6月刊
ISBN978-4-89259-595-0